1/12サイズのダイニングチェアを制作しました。
久しぶりに顔料系での着色です。
顔料系の着色はオイルよりも発色がよく、より本物らしく見えますが、
やはり時間がかかることと、オイルと異なり塗装が剥がれやすいというデメリットがあります。
単純に展示するだけならいいのですが、ドールを乗せたり、頻繁に手で触ったりするには強固な塗膜でないと不安が残ります。
試行錯誤した結果、半年ぐらい前に何とか条件をクリアできる塗膜を作れました。
半年間自分でそのミニチュアを使ってみて、耐久性に問題がないことを確認できましたので、
今回から塗料として採用することにしました。
もちろん塗装が全く剥がれないということではありません。
あくまでも普通に手で触るぐらいなら、という感じです。
そもそも、硬木を使っているとはいえ、全体として耐久性がそこまで強いわけではありませんので、
やはりこれまでの作品同様、慎重な取り扱いが必要になります。